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乳がん検診に向き不向きがある?意外に多い「デンスブレスト」について

10月はビンクリボン月間でさぁ乳がん検診を受けよう!と思っている方は

少し目に留めていただきたいことがあります。

日本人に多い「デンスブレスト」、ご存知でしょうか?

 

「デンスブレスト」とは、乳腺が多い乳房のことです

ph02左から、(1)(2)(3)(4)の乳腺

「デンスブレスト(高濃度乳腺)」とは、乳腺が濃く、エックス線画像上、白く写るタイプをいう。乳腺には個人差があり、その濃度によって次の4つのタイプに分類される。(3)と(4)を併せてデンスブレストと呼ぶ。

(1) 脂肪性
(2) 乳腺散在
(3) 不均一高濃度
(4) 高濃度

デンスブレストの場合、マンモグラフィで画像を撮影しても全体が白く写るため、がんを見つけにくい。“雪山で白ウサギを見つけるようなもの”とも例えられる。一方、脂肪が多い場合は画像で黒く写る部分が多いので、その中にがんが白く写れば比較的見つけやすい。実はアジア人で50歳未満の女性の8割はデンスブレストで、日本人の50歳以上の女性でも8割はデンスブレストだというデータもある。

 「アメリカでは、個人の乳腺濃度を告げ、次の段階の超音波検診までカバーする対策を法整備する州も増えてきていますが、日本ではほとんど知られていないのが現状です」(戸崎さん)

日本人に多い「デンスブレスト」、あなたの乳がん検診方法は効果的ですか?:日経ウーマンオンライン【女性のための「医療・健康」の話】

 

マンモグラフィでがんが見つかりにくい乳房は、“デンスブレスト(高濃度乳房)”と呼ばれます。乳腺が密集しているため、マンモでは真っ白に映り、仮にしこりがあったとしても、同じく真っ白く映る乳腺に隠れて見えない場合があるのです。

脂肪が多く、乳腺密度が低い「脂肪性乳房」であれば、マンモでは乳房は黒く映ります。ですから、白く映るしこりがあれば、見つけやすいのです。

ところがデンスブレストでは、乳腺もがんも白く映るため、がんを見つけにくい……。この状態を「雪原で白いウサギを探すようなもの」とマンモの画像を読影する医師たちは言います。

マンモグラフィでは乳がんを見つけられないデンスブレストとは何なのか – ウートピ

 

デンスブレスト(高濃度乳腺)はマンモグラフィーをして異常なしであっても一概に「がんがない」とは言えないのですね。。。

 

 

日本人女性の半数以上が「デンスブレスト」であると言われている

欧米人に比べ、日本人は乳腺濃度が高い女性が多いと言われています。米国人女性のデンスブレストの割合は約40%、しかし日本人女性のデンスブレストの割合は70~80%にものぼると言われています。

現在、アメリカではマンモグラフィ検診で、乳腺濃度が高い“デンスブレスト”とわかった場合、本人に“乳腺濃度についての情報を伝えること”“超音波検査などの追加の画像検査を受けるようすすめること”などを法律で義務づける動きが広がっています。2015年7月時点で、全米24州でこの法律が有効化されています。

乳がん検診 マンモに向かない高濃度乳腺の検診は? » 女子カレ

 

アメリカでは、デンスブレストの女性が約4割とされていますが、マンモ検診受診者がデンスブレストの場合、医師は受診者に告知する義務があり、それを怠ると罰金刑に処すとの法律が24州で整備されています(2015年10月現在)。

アメリカでこのような法整備がされるに至ったのは、毎年マンモグラフィ検診を受けていたにもかかわらず、進行した乳がんが発見されたナンシーさんという女性たちの活動によります。

実は、デンスブレストの女性は、欧米よりアジア人に多いといわれ、日本女性の7~8割はデンスブレストともいわれています。

デンスブレストは比較的若い人に多いですが、人によっては70代でもデンスブレストの場合があり、年齢だけでは判断できないのが実情です。また、デンスブレストは、乳房の大きさや出産経験の有無などは判断材料にならず、マンモで撮影してみて初めてわかることです。

マンモグラフィでは乳がんを見つけられないデンスブレストとは何なのか – ウートピ

 

そんなに多くの人がマンモグラフィーに向いていないのなら

乳がん検診はどう対策すればいいのでしょうか?

 

2年に1回のマンモグラフィー検査に超音波検査を合わせると良い

一般に「乳腺濃度」は若年者ほど高く、20~30代の方の乳がん検診では、マンモグラフィよりも超音波検査のほうが適しています。しかし、日本人は欧米人より「乳腺濃度」の高い人の比率が高く、高齢でも「乳腺濃度」が高いままの人が少なくないので、いちがいに“40歳を過ぎればマンモグラフィがよい”と言い切ることはできません。

だからこそ乳がん検診に際しては、自分の「乳腺濃度」を知ることがとても重要です。
40歳ごろからは、職場や自治体などの乳がん検診を受ける機会が増えますから、まず一度はマンモグラフィによる検査を受け、石灰化の有無を調べると同時に、可能であれば自分の「乳腺濃度」が高いか低いかを尋ねてみましょう。「乳腺濃度」が低いとわかった人は、引き続き1~2年に一度のマンモグラフィ検診を受ければよく、逆に乳腺濃度が高い人は、以後はできるだけ超音波による検診に切り替えることをお勧めします。

1.自分の“乳腺濃度”をぜひ知りましょう | E-BeC(エンパワリング ブレストキャンサー)

 

デンスブレストなら超音波も併せて受けて

「もし、デンスブレストと言われたら、超音波検査などの検査もマンモグラフィに併せて受けることが大切」と日本乳癌学会の中で医師たちも声をあげています。

マンモグラフィは、乳がんの早期発見にとって、有効な検診であることに変わりはありません。早期乳がんの目安となるしこりになる前の石灰化は、マンモでしか見つけることができません。

ぜひ、40歳以降は2年に1回定期的にマンモグラフィ検診を受けてください。

けれども、今後は自分のリスクファクターを知って、それに応じた超音波などの検査を組み合わせて受けることが必要な時代になっているのです。

乳がん検診 マンモに向かない高濃度乳腺の検診は? » 女子カレ

 

まずは一度マンモグラフィー検査を受けて、自分の乳腺タイプを知ることが大切ですね。

自分の乳腺タイプに合った乳がん検診を選択することで乳がんの早期発見につながります。

心に留めておいてくださいね。

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