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乳がん治療。~ハーセプチンについて~

乳がんの治療でハーセプチンというお薬(点滴)があります。

ハーセプチンについて調べていきます。

ハーセプチンとは

ハーセプチンは、がん細胞がえさを取り込むための「手」を抑える「手錠」のような働きをする薬です。がん細胞は、手に手錠をかけられるため、増殖に必要なえさを取り込むことができなくなり、兵糧攻めにあう形で抑えられることになります。
これまでがんの治療に多く用いられてきた抗がん剤は、がん細胞全体を攻撃するものでしたが、ハーセプチンはがん細胞の特定の場所(HER2タンパク)をねらって攻撃するので、これまでの抗がん剤とはまったく違うしくみでがん細胞を殺したり、増殖を抑える薬といえます。

https://chugai-pharm.jp/hc/ss/pa/sf/her/brs/cnt/abt2/01_001.html

HER2タンパクという物質が乳がんのがん細胞の餌になることがあるのですね。

ハーセプチンは乳がんのがん細胞から伸びているHER2タンパクを食べる「手」を抑える働きがあり、乳がんのがん細胞の増殖を抑えるのです!

ハーセプチンの適用

ハーセプチンの治療はすべての人が出来るというわけでは無いようです。

ハーセプチンが効くタイプかどうかを調べるために行われるのが、HER2検査である。

HER2というのは、がん細胞の表面に存在するタンパク質で、そこから細胞内に向けて信号が出ます。それがいろいろなタンパク質を介して伝達されていき、がん細胞の増殖や転移がおこると考えられています。HER2タンパクがどれだけあるかをみるにはタンパク質の量(発現)を調べる方法(IHC法)とタンパク質をつくる遺伝子の量(増幅)を調べる方法(FISH法)があります。HER2が細胞表面上に過剰に存在しているがんを、HER2陽性乳がんといい、乳がん全体の約20 パーセントを占めています」

https://gansupport.jp/article/cancer/breast/breast04/2644.html

 

生検や手術で採取されたがん細胞を免疫染色で調べることで、臨床病理学的に遺伝子解析の分類に当てはめています(表2)。調べられる要素は、がん細胞の増殖に関わるタンパク質で、ホルモン受容体(エストロゲン受容体[ER]とプロゲストロン受容体[PgR])、HER2、Ki67です。

http://ganjoho.jp/public/cancer/breast/diagnosis.html

手術の時に取り除いた腫瘍組織や生検といって一部の腫瘍組織を回収し病理検査をしてがん細胞の表面にどれだけのHER2タンパク受容体があるのかを調べます。

このHER2が陽性と判断された時、ハーセプチンのお薬を用いた治療が行えるということですね。

ハーセプチンの副作用

HER2タンパクに集中的に働きかけるトラスツズマブは、正常な細胞にはダメージを与えないため、吐き気や脱毛、骨髄抑制などの副作用はほとんど見られません。

ただし心機能の低下をはじめとする特殊な副作用が起こりやすく、特に心障害リスクを上げる「アントラサイクリン系」の薬との併用は絶対禁忌とされています。

またトラスツズマブの代表的な副作用として、投与開始後24時間以内に現れる「インフュージョンリアクション」という急性症状があります。

発熱や悪寒、吐き気、頭痛などの症状が出るもので、40パーセントの患者さんに見られるといわれています。

重篤な場合はアナフィラキシーショックのようになり、最悪の場合は死に至ることもあるため、特に初回治療時には慎重な観察が重要です。

http://www.gan-info.com/kouganzai/trastuzumab.html

ハーセプチンの治療を受ける前に、どんなお薬なのか、持病や他のお薬への影響はあるのか確認が必要ですね。

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https://www.photock.jp/detail/cloud/360/

 

 

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