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乳がん 手術不要の患者判別、遺伝子特定?

乳がんと診断されて、手術が必要なのか、放射線なのか、抗がん剤なのか。

患者側としては、いろいろな事を考え不安になるものです。

手術不要の判別、遺伝子特定

乳がん患者のうち、外科手術をせずに治療できる人を選別できる遺伝子のマーカーが判明したことが9日、分かった。研究を進めてきたのは国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)の向井博文医師らのチームだ。月内にも患者に対する臨床試験が開始される。初期の乳がんは手術でがん細胞を摘出することが標準治療として奨励されており、タイプによって摘出手術が回避できる治療法が確立すれば世界初の事例となる。

「産経ニュース」より引用

   国立がん研究センター東病院で、遺伝子により手術の有無が判別できるという。

   これが、治療法として確立されれば画期的です。

HSD17B4

乳がんは、がん細胞の特徴などから4つのタイプに分けられる。このうち向井医師らが着目したのは、がん細胞にみられるタンパク質「HER2」が陽性で、かつホルモンが陰性のタイプのがんだ。このタイプの乳がん患者は患者全体の10~15%を占める。

 向井医師らは、別の臨床試験で同タイプの患者に対し、HER2陽性に効くとされる分子標的薬と抗がん剤などの投与を実施。手術で細胞を調べたところ、半数の患者でがんが完全に消失していた。がんが消えた理由を科学的に立証する過程で、人間が持つ全遺伝子約2万3千から関連する遺伝子「HSD17B4」を特定。この遺伝子が活性化していない人はがんが消失したことも突き止めた。

「産経ニュース」より引用

   「HSD17B4」が活性化されていなければ、がんが消失しているとわかるそうです。

   患者さんからすると、わかりやすいですね。

臨床試験の結果は学会で発表予定

臨床試験では、この遺伝子をマーカーとして用い、手術が不要になる患者を特定する。今月から同病院など全国の医療機関30~40カ所でステージ1~3の乳がん患者200人を登録し、遺伝子検査を実施。分子標的薬などを3~6カ月投与し、1カ月間の放射線治療を行う。その後、がんが消えた人について、この遺伝子が活性化していたかどうかを調べ、マーカーによる選別の有効性を検証する。詳細は28日から横浜市で開かれる日本癌学会学術総会で発表される。

 日本では毎年、約7万人が新たに乳がんと診断されている。データ通りならば年間3千~5千人は手術不要になるとみられる。乳房の摘出手術を躊躇(ちゅうちょ)していた女性患者には朗報になる。4年後の実用化を目指しており、向井医師は「手法を応用すればほかのタイプの乳がんや別の部位のがんにも拡大していくことが可能になる」と話している。

「産経ニュース」より引用

   この治療法が確立され、早期実用化されると患者さんの負担もへります。

   今後の学会での発表が楽しみです。

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