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乳がんの手術前に行う薬物療法の目的とは?

乳がんの標準治療では手術、放射線療法、薬物療法(抗がん剤治療、ホルモン治療)が挙げられます。

手術適応と診断を受けたとき、手術前に薬物療法を行う場合があります。手術前に薬物療法を行う目的とは一体何でしょうか?

乳がん手術適応の段階

乳がん治療の基本は手術でがん細胞を取り除くことです。

ステージ分類以外の情報も加味して総合的な判断になりますが、一般的にステージ0、I、IIは手術が最初の治療になります。(早期がんは先進治療の対象になることもあります。)

手術の方法は主に乳房全摘と部分切除になります。しこりが小さい方が部分切除可能な場合が多いですが、しこりを作らず乳管内に広がっているため全摘が必要になることもあります。

ステージI以上は手術治療ののちに再発防止のために薬物治療を追加することが多いです。これを術後補助療法といいます。

ステージIII(まれにII)でも基本は手術治療なのですが、総合的に判断して先に薬物治療を行い、腫瘍が小さくなった後に手術をすることもあります。これを術前薬物療法といいます。

ステージIVは薬物治療や放射線治療が中心になります。生活の質を上げるために手術を行うこともあります。

http://www.gan-info.com/329.6.html

 

ステージの分類はこのようになっています。

「乳癌 ステージ」の画像検索結果

http://www.v-next.jp/contents_03.htm

早期発見の場合は手術の適応となる場合が多いようです。またしこりが小さい場合であれば部分切除も可能のようです。

手術前の薬物療法の目的

 術前薬物療法は、がんの腫瘍を小さくし、かつ、全身に散らばっている可能性のあるがん細胞を退治するために行われます。

 乳房の温存を希望する患者さんには、特に重要な選択肢となります。最初の診断において、腫瘍が大きすぎるために乳房の温存は難しいと言われた場合でも、術前薬物療法で腫瘍が小さくなれば、乳房を残せる可能性が出てくるからです。

術前に抗がん薬療法を行うと、7~9割で腫瘍の大きさが半減することが知られています。治療を始めてから1カ月程度で効果が表れることも少なくありません。また、4割程度の患者さんでは、触っても分からないくらいまで腫瘍が小さくなります。術後よりも術前に抗がん薬療法を受けたほうが、「体力があるので副作用に耐えられる」といったメリットもあります。

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/cancernavi/breast/treatment/201112/522618.html

 

手術前に薬物治療を行うと、治療効果を確認しやすい

優れた抗がん剤を組み合わせることにより、乳房温存率の向上をはかり、予後の改善が期待できます

手術前の薬物療法の主な目的・効果

https://www.nyugan.jp/ope/before_drug.html

手術前に抗がん剤治療をすることで腫瘍が小さくなり乳房温存の手術が可能になることがあります。また手術後の予後も良くなることが期待されていますね。

術前の抗癌剤治療だけなく、ホルモン療法を行うこともあるようです。

手術前の薬物療法のメリットとデメリット

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/cancernavi/breast/treatment/201112/522618.html

このようなメリットとデメリットが考えられるようです。

様々な方法で標準治療が行われる中で、しっかりとご家族や主治医の先生とお話し治療の選択をすることが大切ですね。

 

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