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乳がん治療にもう一手!高濃度ビタミンC点滴療法とは

ビタミンCと聞くと美白や美容、抗酸化作用を思い浮かべる人がほとんどかと思いますが

通常時の体内のビタミンC濃度から千倍以上濃度を上げるべく点滴すると

がん細胞を弱らせる武器になるらしいのです!

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正常細胞は傷つけずにがん細胞の弱点を利用して攻撃することが可能

 

ビタミンCは多く摂るとほとんどは吸収されずに体外に出てしまうのですが、点滴の場合、直接体内に入るために経口摂取の数十倍の量が血管内に行きわたります。

高濃度のビタミンCは金属(鉄や銅など)と反応して活性酸素を発生します。正常な赤血球や正常な細胞は活性酸素を中和するカタラーゼなどを十分もっていますが、がん細胞にはそれがありません。

その結果、ビタミンCは正常な細胞はそのままにがん細胞だけを破壊することができます。

– 高濃度ビタミンC点滴療法学会

 

ヒトの膵臓ガン(Mia PaCa-2)、悪性黒色種( SK-MEL-28)、大腸ガン(SW-620)、骨肉腫(U-2-OS)の培養細胞はビタミンC濃度が400 mg/dLに達すると死んでしまいます。ビタミンCが高濃度になるとガン細胞の周囲で鉄などの微量な金属とフェントン反応を起こして過酸化水素を生成します。正常細胞はカタラーゼという酵素が過酸化水素を中和するので影響をまったく受ません。一方、ガン細胞の多くはこのカタラーゼが欠乏しているために過酸化水素を中和できずにダメージを受けて破壊されてしまいます。すなわち、ビタミンCは高濃度になると栄養素ではなく抗ガン剤として働くのです。

点滴療法研究会

 

がん細胞は正常細胞のような解毒能力(カタラーゼ)がないので高濃度のビタミンCが入ってくると細胞がダメージを受けるということなんですね。

ビタミンCは高濃度になると抗酸化作用ではなく酸化作用として働くというのも初耳です!

 

高濃度ビタミンC点滴は免疫力も高める

ビタミンCの多彩な免疫調整効果

ビタミンCは、免疫システムを刺激します。専門的になりますが、具体的にはインターフェロンの産生を促し、マクロファージの食作用を亢進し、NK細胞数を増加させ遊走能を亢進させ、P53遺伝子の障害は抑制します。

また、ビタミンCはアミノ酸から神経物質への変換に関わり、プロスタグランジンE2を減少させることで組織の炎症を抑えます。このような多彩なビタミンCの作用によって身体の恒常性が調節され、ホルモンバランスが適切に調整されると考えられています。

乳がん治療スペシャルコンテンツ | がん治療・免疫療法なら大阪の心斎橋スリーアロークリニック

 

一方、ビタミンCはミトコンドリアの機能を正常化し、免疫システムを刺激(インターフェロンの産生、マクロファージの食作用の亢進、NK細胞数の増加と遊走能の亢進)、P53遺伝子を安定化、P53遺伝子の障害を抑制し、化学療法あるいは高濃度IVCによるpro-oxidant効果によって引き起こされる突然変異を予防します。

点滴療法研究会

 

がんを攻撃しつつ、免疫力も高めることができるとは一石二鳥ですね!

抗がん剤治療をしていると、白血球もダメージを受けて免疫力が下がるので

それを少しでも軽減できるなら併用していった方が良さそうです。

 

がん自体を予防する効果や再発防止にも役立つ

先に挙げた点滴療法研究会のページにも記載がありますが

高濃度ビタミンC点滴療法は細胞の突然変異を予防する働きがあり、がん予防としても注目されています。

また、再発予防としても有用なようです。

 

高濃度ビタミンC点滴の再発予防効果

高濃度ビタミンC点滴を行うと、そのNa負荷によって多くの水分を身体に取り込み、そして身体はバランスをとるために大量に尿で水分を排泄します。これを1週間に1回~2回の頻度で長期的に繰り返すことになります。この時、心臓からhANPというホルモンが分泌されます。

hANPは利尿作用を持つホルモンですが、血管を保護することでがんの転移を予防するという作用もあることが報告されています。

高濃度ビタミンC点滴を定期的、長期的に受けることで、恒常的なhANPの分泌を促すことになり、この機序によってがんの転移を予防している可能性があります。
高濃度ビタミンC点滴療法について詳しくはこちら

乳がん治療スペシャルコンテンツ | がん治療・免疫療法なら大阪の心斎橋スリーアロークリニック

 

どうやら血管保護作用もあるとのことです。

高濃度ビタミンC点滴はたくさんの効果が合わさることによってより効果的になるのですね。

標準治療と上手に組み合わせて利用していければ良いですね!

 

温熱治療と他の治療を併用できるクリニック[乳がん治療]

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