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乳がんの辛い「リンパ浮腫」は予防が大切!

リンパ浮腫、というと、乳癌でリンパを切除してしまうと避けられないもの、というイメージが強くありませんか?

 

実は、適切にケアすればリンパ浮腫は予防したり、悪化を止めることが出来るんです。

なんといってもリンパ液の流れを妨げないことが大切です。

 

まず、リンパ浮腫について、それから、リンパ浮腫を予防する方法をご紹介します。

まず、リンパ浮腫とは?

私たちの身体には細菌感染を防ぐための「リンパ液」と呼ばれるタンパク質に富んだ液体が流れています。腕や乳房からのリンパ液は脇の下にある「腋窩リンパ節」にいったん集められ、細菌やがん細胞を濾過したのち、心臓近くの静脈にそそぎます。 このリンパ液の流れが何らかの原因で傷害されると、リンパ液が溜まってむくみを生じます。これがリンパ浮腫です。乳がんのリンパ浮腫は腋窩部の障害で生じ、腕全体が著しくむくみ、痛みやだるさのほか、皮膚感染症を何度も起こします。

http://www.saiken.info/index12.html

 

リンパ浮腫が起こる仕組みのイラスト

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手術などでリンパ管が損傷した場合、正常な流れがストップし、逆流が起こると浮腫になる。

 

乳がんの術後は、”足”にも浮腫がおこりやすい

乳がんの手術では、腕がむくむことが多いように思われがちです。

もちろん、脇のリンパ節を切除することで腕が浮腫になってしまうことが多いのですが、実は足に浮腫が起こることもまれにあるのだそうです。

乳癌の術後間もなく、上肢ではなく下肢にリンパ浮腫を発症する事例が多くあります。
乳癌の場合、腋窩部のリンパ節を郭清(切除)するため上肢の浮腫は常識ですが、希に下肢のリンパ浮腫を発症することがあります。特に腋窩部や胸管・鎖骨周辺のリンパ管に障害を起こすと、下肢からのリンパの流れを阻害してリンパが滞り、下肢の浮腫を発症するようです。
下肢で産生されたリンパの殆どは、体幹や胸管を経て左腋窩部を通り、左側の頚部リンパ節群から鎖骨下の左静脈角に注ぎ、静脈血液に混じり肺から心臓に返りまた全身を巡ります。 
この場合のケアは、下肢のマッサージは勿論ですが、胸部や体幹のリンパドレナージに依る排液路全身の流れを作ることが大切です。
【重要】下肢リンパ浮腫の場合も、体幹や胸管・左腋窩部・左側の頚部リンパ節・左鎖骨のドレナージが大切です。
脚ばかりを気にしていて、心臓に誘導することを忘れがちです。

http://www.page.sannet.ne.jp/k-suto/linpa-2.htm

まず、浮腫の仕組みを理解し、むくんでいる箇所以外にも着目する必要がありますね。

リンパドレナージュも、浮腫に対応したものを取入れないと、逆効果で浮腫がひどくなったりしますので、むやみやたらと揉んでしまわないように注意しましょう。

 

 リンパ浮腫の治療

リンパ浮腫の治療は、浮腫を減らし、減った状態を保つ ことを繰り返すこと。

リンパ浮腫の治療は、「浮腫を減らし、減った状態を保つ」を繰り返し、サイズを減らしていくことが原則で、皮膚が硬くなっていない早期の段階で治療を開始すると、より大きな治療効果が得られます。治療法としては、圧迫、リンパドレナージ、圧迫下での運動療法、スキンケアなどがあります

https://www.nyugan.jp/after/caution/lymph.html

 

手術をしたすべての方がリンパ浮腫になるわけではないので注意!

リンパドレナージュは基本的には浮腫が起こった後での対処。

逆にむくむこともあるので十分な配慮が必要。

手術をしたすべての方がリンパ浮腫になるわけではないので、発症予防目的のためのリンパドレナージや弾性スリーブ・ストッキング(または弾性包帯)着用の施行については十分な配慮が必要です。予防目的で安易に弾性スリーブを着用するとかえって手がむくむこともありますし、セルフリンパドレナージを行うのはややもすると、「やらなければむくむ」という強迫観念に近いものが生まれがちです。複合的理学療法はリンパ浮腫が発症した後における対処法です。http://www.mukumi.com/

 

リンパ浮腫 予防に必要な「7つのこと」

以下は乳がんの手術をしたほうの腕や手にリンパ浮腫を起こさないための7ヶ条です。

①傷つけない
手術をしたほうの腕にけが、虫刺され、ペットによる引っ掻き傷、やけど、かぶれをしないよう気を付けてください。汚れたものを触るときや土いじりをするときは使い捨てのゴム手袋をしてください。

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②注射をしない

腫れのある腕で血圧を測ったり、注射針を刺したりしないでください。点滴、抗がん剤注射はもちろんのこと、予防接種、血液採取、鍼を避けてください。

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③化膿させない
皮膚が傷ついたときは、すぐに洗浄して抗生物質を服用し傷を治療してください。もし皮膚が化膿したときはすみやかに医師を受診する必要があります。感染を繰り返す場合、抗生物質の予防的使用が効果的です。いつも抗生物質を携行してください。

④締めつけない
重いカバンやハンドバッグは反対の腕で持つ。 治療した側の腕では、腕時計や指輪は緩やかに着用する。

⑤暖めすぎないサウナ、スチームバスの使用、および浴槽につかるときは注意してください。熱はリンパ浮腫を悪化させます。暑い環境にさらされることにも注意してください。

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⑥太りすぎない

理想体重を維持してください。太りすぎはリンパ浮腫の発症をもたらすことがあり、圧迫ガーメントや空気圧迫ポンプの効果を低くすることがあります。

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⑦腕を動かす
腕を動かす運動はリンパ浮腫の管理に役立つことがあります。激しい運動は避けるべきであるという医師もいますが、科学的な根拠はありません。一部の専門家は、運動時に圧迫ガーメントを着用するように推奨しています。

http://www.saiken.info/index12.html

 

r850このように体を全体的に圧迫する圧迫ガーメントもあります。

運動時にも専門家や医師に相談して着用するものも選びましょう。

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