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妊娠中は要注意! 殺虫剤が原因で胎児の乳がんリスクが4倍?

妊娠中は、母親が触れるもの、食べるもの、環境により胎児に影響が出ることがあります。

殺虫剤が原因で胎児の乳がんリスクが上がるようです。

米国の専門誌より

今回は殺虫剤に使用されているDDTという成分と乳がんの関連の研究で、DDTがアメリカで使われていた時代の女性(のちの母親)と、母親の胎内にいた「胎児」が対象となっています。

当時胎児だった女性で52歳までに乳がんと診断された方の母親を調べたところ、DDTの濃度が高い母親から生まれた女性は乳がんに掛かるリスクが4倍近いという結果がでました。

早期に乳がんを発症した女性は、その母親のDDTという成分の血中濃度が大きく関わっていることが判明したということです。

「イクシル」より引用

   驚きの結果ですね。

   自分が原因ではなく、生まれる前に乳がんのリスクを背負っているということです。

DDTという成分は、一体何か?

DDTとは農薬、殺虫剤に使用される成分です。

WHOによれば、10年ほど前に一部の国でマラリアを駆逐するために使用することが奨励されていました。

しかし一方で、このDDTには発がん性があることも指摘されていました。

そのため日本を含む一部の国では既に製造、使用が禁止されています。

「イクシル」より引用

   マラリアを駆除するためには、かなり優れたもののようです。

DDTを使用している国

2007年現在で主に製造している国は中国インドで、主に発展途上国に輸出されマラリア対策に使われている。農薬としても一部では使用されており、残留農薬となったDDTが問題になることもある。

DDTの分解物のDDE、DDAは非常に安定しており、分解しにくく環境中に長く留まり影響を与える可能性があり、また食物連鎖を通じて生体濃縮されることがわかった。

「ウィキペディア」より引用

   現在の日本では使用禁止となっています。

   しかし、輸入食材の残留農薬の懸念は続きます。

妊娠中は何に気をつければいいのか

妊娠中の生活環境は胎児に一定の影響を与える可能性があり、気をつけている方も多いでしょう。

今回の研究から示唆されていることとしては、「女性ホルモン(エストロゲン)」です。

DDTという成分はこのエストロゲンのような作用をし、体内のホルモンのバランスを乱している可能性があるといいます。

そして、このDDTが関わって発症したと考えられる女性は、乳がんの種類の中でもホルモンの感受性が陽性の乳がん患者が多かったということです。

具体的な作用までは正確にはわかりませんが、妊娠中はこのような体内のホルモンのバランスを崩すものは、極力気をつける必要があるかもしれませんね。

「イクシル」より引用

   出来る範囲で、妊娠中は生活環境の配慮が必要となってきますね。

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